「源氏物語を読む会」報告

投稿日 2018年12月25日

 2018年12月24日(祝)     「源氏物語を読む会」 第32回報告
                       
 ことし最後の講座。
 「きょうはクリスマスですから」と久保貴子講師は、会員の方々へ上質なチョコのプレゼント。さあ始まりというとき、Tさんが質問です。「和歌を古写本で読むようになりました。しかし、同じ字なのに読み方が違う字がある。これはどう学んだら良いですか」。うーん、確かに悩ましい問題ですね。
 例えば「无」、この字は古写本で「む」「も」「ん」と3つ同じ読み方をする。あれれ、どう読むのか、わかりにくい。また「れ」を古写本では「礼」と書き、また「禮」とも書く。同じ和歌の中で、この二つを書き分けて使う。しかも、崩し字。なんだ、こりゃ、と思うのは会員たち皆さん同じ思いです。
 またまた「古写本の和歌の中に時折、漢字が出てくる。これを調べる辞典はありますか」「そうそう、カタカナも出てくる。ひらかな、カタカナ、漢字を書き分ける決まりはあるのですか」。香り高く、甘やかなチョコをいただきながら、会員たちは次々と手をあげました。
 久保貴子講師はふんわり笑みをたたえて、質問それぞれについて、きっぱりと回答なさいました。その中身をお知りになりたい方は?? ぜひ、会員にお尋ねください。分かりにくいことをその場で聞くことができるのは、講座のすばらしさ。回答をお聞きになると、古典の世界がまた一段、ぐっと近づくことでしょう。
 さて、この日。「末摘花」の巻を、ずんずんと読み進みました。光源氏と頭中将が恋の鞘当てをするのは「あはれげなりつる住まひ」の姫君。当代きっての貴公子ふたりが、期待感を高めて末摘花に近づく場面です。
 さてさて。4年目に入る次回はいよいよ源氏が姫君に出会うところ。
 第8章「源氏、常陸宮邸を訪れ、末摘花に逢う」から。
 宿題はこの巻に出てくる和歌全14首の第7番目から、最後までを読んでおくこと。読み方は@まず古写本をじっくり読む A分からない文字は、配布資料でさがす Bそれでも分からなければ、本になっている活字テキストで確認=この順序です。

<日野稲門会>北川賢治&勝子、京極英二、鷹尾清文、玉木雅治&ちづ子、本間崇夫 一般会員をあわせて22人。

今後の日程は以下の通り        
1月31日 (木) 9時30分〜 11時〜茶話会(希望者)
2月28日 (木) 10時30分〜


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