「源氏物語を読む会」報告

投稿日 2018年6月15日

「源氏物語を読む会」 第27回報告
                                       2018年6月14日(木)

 藤壺との密会に続き、今回は懐妊へ。物語は大きく、移り変わって行きます。
 光源氏は藤壺に会いたくて、会いたくて身体がおかしくなるほど、恋焦がれています。ところが「お体がすぐれないのですか?」と父の今上帝が心配なさる。父親にそこまで大切に思われているのに、その后である藤壺を恋い慕っていたばかりか、二人の間にできた子はすでに、3ヶ月という重大事が起こりました。
 二人は誰にも打ち明けられないおそろしさ、怖さに震えます。取り返しのつかない成り行きに、苦しみはますます、ふかくなっていきます。
 ふだんなら、久保講師の意外性に富んだユーモアで、よく笑い声などが起こるこの講座ですが、さすがにこの日は、会員たちも息をひそめるよう。秘められた場面を、講師が丁寧に解きほぐしていくと、あたりは静かな熱気が広がりました。
 道ならぬ恋に踏み込んでしまった二人は、これからどうなるのか、気になるばかりです。
 さて。
 もう一つのポイントは、筆で書き写されてきた古書本をそのまま読むトレーニングです。
 この日は「若紫」に出てくる和歌を取り上げ、また1文字1文字の字母を摘み出していきました。すると「先生、質問です!」と手が上がったり、「うーん、難しくて分からないなぁ」という声が飛び出したり、講座は笑いに包まれました。

 次回は15章「尼君ら帰京、源氏訪れて紫の上の声を聞く」あたりから最後までを予定。
 宿題はこの巻の和歌を読んでくること。

<日野稲門会>北川賢治&勝子、京極英二、小林知子、鈴木武彦、鷹尾清文、玉木雅治&ちづ子、一般会員 計24人

今後の日程は以下の通り        
7月26日(木)10時半から
8月=休講
9月27日(木) 10時半から





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